『節分=鬼』←世間で鬼に注目が集まるイベント〜〜〜!! 
 トラの皮のパンツに鬼のお面をかぶったチカたんはめちゃ可愛いと思います。
とっても似合うと思います!!
 政宗や慶次達と節分豆イベントで盛り上がればいい!!
 最初は普通に投げていたのに、そのうち本気で豆ぶつけ合う皆が見たいです。
 それぞれが座布団とかダンボールとかで楯を作って、めちゃマジ豆まきすればいいなぁ。

政宗「うりゃぁぁぁぁぁぁ」
元親「痛て痛て痛て痛て!政宗、痛ぇだろうがぁぁぁぁ」
政宗「HAHAHA〜〜〜油断するからだ〜Ou〜〜〜慶次!!ぶつけやがったなこのやろ〜〜〜」
慶次「それ、元親、今だ!」
元親「おお、ありがてぇ!どぉりゃぁ!政宗〜〜〜〜」
政宗「うお、やりやがったな元親〜〜」

みたいな、まるで中坊のようなやり取りをしてもらいたいです〜〜〜〜。


と、先日ブログでUPした豆まきは、どうやら政宗の部屋で行われたようで、この後節分のお楽しみなご馳走を頂く事になったのですが・・・・・。

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【節分の行事・恵方巻き】(彼等の真の目的は・・・)(政・慶・就×親)



「OK〜Perfectだ」
 ここは都内の政宗の部屋。
 政宗は『ゴトンッ』と大きな音を立てて、元親の前に大皿を置いた。

「おぉ、すげ〜〜、美味そぅ〜〜〜〜」
 元親の前に置かれた大皿には、色々な具が巻かれた海苔巻きが切られることなく、丸々一本のままの姿で3本乗せられている。
 元親がその大皿を期待の目で眺めてると、後ろからひょいと跳ねた髪が覗き込んだ。
「ああ、本当に美味しそうだね〜〜〜、さすが!料理上手だね政宗、俺さっきの豆まきでお腹ぺこぺこなんだよね〜」
「AA?慶次!てめえの分は無えぞ」
「またまた、そんなことを言っちゃって、こおゆう縁起物は皆で頂かないと、今年の吉方は北北西だよ」
 政宗は慶次の言葉に『知っている』と舌打するように言うと、その表情から一変ニコやかな表情を元親に向けた。

そう、今日は節分2月の3日。
元親と二人で節分を楽しもうとしていた政宗の部屋に、何処で嗅ぎつけたのか慶次が乱入し、今の状態となっていた。

「元親、豆まきが思いのほかHeat upしたから腹減っただろう、ほら、好きな恵方巻きとっていいぞ」
「あ、俺が先に選んでいいのかぁ?」
「Yer〜、海鮮巻き、味噌肉巻き、魚卵巻き、どれを喰っても、美味いぜえ」
 元親の前に置かれた恵方巻きは、普通の海苔巻きよりも一回り大きく、見た目も鮮やかにその美味しさを想像させる。
 先に選んでいいと言われた元親は、目を輝かせるように皿の上の恵方巻きを眺める。そして暫く考えるように眺めた後、遠慮気味に政宗に言った。
「いやぁ、全部美味そうだよなぁ・・・・これやっぱり切ったら不味いよな・・・・・・」
「A〜〜n?」
 元親の言葉に、政宗の笑顔の口元が一瞬小さくピクリと動く。すると元親は慌てるように次の言葉を継ぎ足した。
「あ、いやぁ、なんだぁ、3本とも美味そうだらかよぉ、選べないっていうか、全部食べてみたいって、思ってよぉ・・・・」
 すると、その様子を見ていた慶次が元親の肩にポンと手を置くと、それに助け舟を出すかのように言った。
「そうだよねえ、政宗の料理は美味しいから、1種類だけじゃなく全部食べたいよねえ、うんうんわかる!」
「Hey慶次、てめえの分は無いって言ってるだろうが」
「またまた〜〜、ちゃんと3本作ってあるじゃない、政宗君は素直じゃないねえ」
 政宗はその慶次の言葉に更に顔を引きつらせるように顔を歪める。そんな政宗に慶次は一瞬ニヤリと笑顔を作ると、そのまま元親に言った。
「だったらさあ元親、元親と俺とで半分づつ食べようか」
「え?」
「An?」
「俺と、元親がそれぞれ半分ずつ食べてから取りかえっ擦れば2種類は味わえるでしょ、俺さ、元親のかじりかけだったら気にしないから」
 ニッコリと最高の笑顔で元親にそう言う慶次に、元親はちょっと押されるかのように『お、俺も気にはしねえけど・・』と思わず答える。
 するとそれを聞いた政宗は、ものすごい剣幕で元親の肩に置いた慶次の手を叩き落とした。
「慶次〜〜〜〜、てんめえ、さっきから聞いてたら、何言ってやがんだ。What?元親のかじりかけなら気にしないだと?最初ッからそれが目的なんじゃねえかあ」
「え〜それは言いがかりだなあ、政宗がさあ自分の作った海苔巻きの味を三つにしちゃったからこうなったんじゃない」
「慶次!てめえ、本当に食わせねえぞ」
「政宗〜それは大人気ないよ〜〜〜」
「(怒)〜〜〜〜〜」
 元親の目の前で、政宗と慶次が睨み合う龍と虎の如く火花を散らす
 そんな二人をよそに元親はもう一度大皿に乗った恵方巻きを眺めて、更に遠慮気味に小さめに言った。
「こ、これよぉ、二人が気にしないんなら、三人で三分の一づつかじるとか・・・・やっぱり、全部美味そうだから・・・・・だめかぁ?」
「三分の・・・」
「一、だあ?・・・・・」
 元親が言った言葉に、政宗と慶次はいがみ合いをストップさせて元親を見る。
 そして、互いに天井を見るかのように何かを考えると、いがみ合いを解除したかのように笑顔を作った。
「恵方巻きを三分の一づつか、OK、まあ、縁起物の食べ方には反するが、今日は仕方がねえと言うことにしといてる」
 政宗が、まるで先ほどの雰囲気からは想像できない穏やかさでそう元親に言う。
 元親はそんな政宗に、少々怖いものを感じながらも、3つの恵方巻きが楽しめることとなって、笑顔で二人に向かって聞いた。
「じゃあ、最初かじるのおめえ等どれがいい?俺はなんでもいいからさ、おめえ等から選べよ」
 すると、笑顔の政宗は、穏やかな表情のまま穏やかに元親に言った。
「No〜〜、駄目だ元親、最初は全部おめえがかじれよ、その後どっちがそれを喰らうかは、今から二人で決めるからよ」
「ああ、そうだねえ、政宗君」
「え?」 
 穏やかな口調で穏やかでないことを言った政宗に目をやると、なにやら喧嘩の準備運動のように、手首の関節を回し始める。そして、『そうだ』と言った慶次も、なにやら肩を解すように回し始めた。
「え?なんだぁ?おめえ等?どうしたんだぁ?」
「何でもないよ、元親はそっちで恵方巻きを食べていて」
「Yer〜、そうだ元親、おめえはそれを美味しく味わっているだけでいい」
「な・・・・なんだぁ〜〜?」
 元親の目の前で、今にも取っ組み合いでも始めるかのような二人の雰囲気に、元親はオロオロとしてしまう。
 だが二人はそんな元親をそのままに、部屋の中央でお互い顔を合わせるように向かい合い、両手を互いに握るように手を組むと、二人は同時に腰を落とすように低い姿勢を構えた。
「行くぜ慶次、OK?〜〜」
「いつでも準備は出来てるよ、政宗」
「OK〜〜、Ready〜G・・」
『ピ〜〜ンポ〜〜〜ン・ガチャ!』
「長曾我部は居るか?!」
 突如、政宗と慶次が今正に力比べをしようとしたその時、聞き覚えのある声が部屋にドカドカトと入ってきた。
「あぁ?元就じゃねぇか」
「あ、元就」
「What?てめえ何勝手に人の部屋に入ってきてやがる」
 政宗と慶次は組んでいた手を外すと、突然の乱入者に嫌な予感の顔をする。
 元就はそんな様子を冷めた目で見下すと、先ほどまでオロオロと漂っていた元親をつかまえるようにその腕を取った。
「やはりここに居ったのか、まあ節分だから誰かに捕まっているとは思うておったが、伊達の部屋で前田も一緒とは、まあよい、我は長曾我部貴様に用がある、我と共に来い」
「えぇ?」
 突然部屋に乱入してきて元親を連れ去ろうとする元就に政宗と慶次が唖然としてしまう。
「ほら、急がぬか長曾我部」
「え?元就、まてまてまてまて〜〜〜」
 元親が慌てるようにそう声を上げる。すると政宗が我に返ったように、元親の腕を掴んだ元就の腕を掴んだ。
「Hey、待ちやがれ毛利!てめえ、勝手に人の部屋に上がりこんできて、何元親を連れて行こうとしてんだ!」
「何と?」
 元就は、政宗に腕をつかまれ、不快そうな表情をする。そして、仕方ないように元親の腕を離すと、政宗の手を振り払った。
「ふん、そういう貴様等はここで何をしておった?」
「Ha?何って節分の恵方巻きを、これから楽しく食べようとしているんだが」
「ほう〜〜、しかし、先ほど部屋に入ってきたときは、どう見ても楽しいような雰囲気ではなかったぞ」
「ええっと、あれは只の力比べをしていただけだよ」
「力比べ?貴様等は節分に力比べをするのか?元親?」
「え?俺?いや、まぁ、節分に力比べしても別にいいんじゃぁ・・」
「ふ、大方長曾我部の何かを賭けて争っておっただけであろう」
 元就の妙に鋭い指摘に、政宗と慶次は顔を引きつらせて笑う。元就はそんな二人にも
う一度冷たい視線を向けるながら、元親にいつもの上から口調で言った。
「今日は節分ぞ、我が超豪華な恵方巻きを用意したゆえ、貴様も一緒に食べるがよい」
「あぁ?元就も恵方巻き用意してくれたのかぁ・・・・・」
 元親は元就の言葉にそう言うと、一瞬目を閉じて考えた、そして次の瞬間とってもいい笑顔を作ると言った。
「なんだぁ、それならよ、元就の恵方巻きもここで喰えばいいんじゃねぇか?」
「なんと?!」「What?」「ええ〜〜〜〜〜」(またこのパタ〜〜〜ンか?!)
 元親の言葉に、三人が三人ともそれぞれの思惑が消えていくことに残念の声を響かせる。
 しかし元親は、今の思い付きが名案であるとキラキラした目を作りながら、元就と政宗に確認するように言った。
「元就、おめえの恵方巻きもここにもってこいよ、なぁ政宗、いいだろぅ?なぁ!」
 元親のキラキラした目がとっても眩しい!
「お・・・・・O・・K・・・・・」
「・・・・・仕方がない・・か・・」

 節分の恵方巻き、美味しい楽しい季節の行事。
 今年の節分は、男4人の節分となった。
そして、『西海の鬼』が三人にはとって、正に『鬼』の存在であるとつくづく感じた節分なのであった。


「うおぉぉ、美味そぅ、いっただきま〜〜〜す」
「よし、長曾我部そのまま止まれ!」
「あぁ?・・」
「おおお、これは!!待って、ケータイ出すから」
「Ha〜〜〜、Shutter chanceだあ!」
「長曾我部そのまま止まっておれよ!」
『パシャー・パシャー・パシャー』(シャッター音)
「あがががぁぁ」(顎が・・汗)
『パシャー・パシャー・パシャー』(シャッター音)
「そのままぞ、長曾我部!」
「動くんじゃねえ、元親〜〜〜〜!!!」←(超鬼・汗)
↑(どうやら、元就さんの目的はこれだったようです、よかったね目的はたせて・・・)
 
おしまい
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ども、パインです。節分の行事?恵方巻き!
今や全国的に恵方巻きをやってますよね〜〜。

パインの個人的意見としまして、恵方巻きは美味しいですが、顎が疲れる・・・。
そして、「鬼」「恵方巻き」「チカちゃん」となると・・・
ごめん、おバカなことしか浮かばない・・・

恵方巻きにかぶりつく元親を見て、ニヤニヤしている政宗と慶次と元就しか思い浮かばない・・・・・・
そんでもって、きっと撮った写真をケータイとかスマホの壁紙にしているに違いないとか、
みんないろんなアングルで撮って、たまにそれを見てニヨニヨしているに違いないとか・・・・・

そんなことしか思い浮かばなかった結果のSS・・・・
少しでも楽しかったよと思ってもらえれば幸いでございます〜〜。

いちご松林檎 
2012-02-05

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